うぼ記

雑に発信

【MFKyoto2020】オリジナルメロディ名刺をつくる 前編

 

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この記事はMaker Faire Kyoto Onlineに参加しています。

makezine.jp

はじめに

誰?

 普段はニコニコ動画とかで音楽なんかを作って上げてる人。少しだけ電子工作の心得があったり無かったりする。Maker Faire Tokyoには一応何回か行ったことがある。

 共立電子が好き。

まえがき

 MFT等でMaker様方の素晴らしい作品を見て、いつか僕もこの場でなにか出来たら良いなあ、と思ったことがある。が、結局時間やお金の不足を言い訳に何も出来ていないのがオチだった。

 今回、Maker Faire Kyoto Onlineの開催を知った時、『これなら何か作品を発表出来るのでは?』と思い、以前作ったこの名刺を思い出し、記事にしてみた。正直な所、数々の先人Maker様の力作に比べれば見劣りする作品ではあるが、読んで頂けると幸いだ。

何故こんなものを?

 以前、仕事で色々な海外の方交流する機会があり、ちょっとしたプレゼント交換の時間があるらしいので、自己紹介も兼ねて作った。反応は悪くなかったと思う。

 

名刺基板の概要

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 名刺なのに名前が隠されているという名刺のアイデンティティが崩壊したとんでもない写真だが、これはインターネット名義の基板発注が間に合わず本名の名刺しか無かったからだ。いわゆるネットで本名を出したくない系の人なのだ。本物は一応ちゃんとシルクで名前が印刷されている。

機能と特徴

USBに繋ぐと音楽が流れる

 左上の部分をモバイルバッテリーなんかに刺してやると、ピコピコと音楽が流れる。

 音楽はMML形式で記述した物を、マイコン(ATMEGA328P)に埋め込んでいる。再生にはAkiyoshi Kamide氏制作のPWMDAC_Synthライブラリを使用させて頂いた。多謝。

Arduino互換機になる

 ピンヘッダやリセットSW等を実装してあげると、Arduino Uno互換機として使用可能。シリアル変換IC(FT232)を使うか、下の方にArduino Pro Mini互換のピン穴が出ている。もちろんICSPも出てる。

機能に応じて調整できる実装部品

 音を鳴らすだけであれば理論上マイコン・ブザー・セラミック発振子のみで動作するはず。音量調整や電源LED等欲しい機能に応じて実装部品を増やす。

 また、ATMEGA328PにDIL・QFP両方のパターンがあることから分かるように、一部の部品は表面実装・スルーホール実装を選択可能。全て表面実装にすれば厚みがかなり抑えられるので、沢山作って持っていくのに便利。

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 基板を1mmで発注すれば厚みは3.5mmになる。交互に重なればそこそこ省スペースで持ち運べる。

データとか

 CADデータとプログラムは以下で配布中。5年くらい前に作って放置してたGithubアカウントが初めて役に立った。

github.com

 

後編に続く

uboar.hatenablog.com