この記事はKetoku氏主催の第2回ニコメド記事投稿祭に参加しています。
是非他の方の記事も読んでみてね。
はじめに
.edley辺りから原曲でメドレー構成を大体組んだ後から打ち込むという手法でメドレー作ってます。
(10万再生ありがとうございます)
↓は実際にこの手法で作られた『ニ鼓動 -NICONICO HEARTBEAT-』のカオスゾーンまでの音源です。
需要あるかわかんないけど手法とかまとめてみるので参考になれば。
この手法を使うことによるメリットとデメリット
メリット
- 繋ぎ・重ねアイデアが浮かんでから実現するまでの時間が短い
- 慣れれば10分クラスのメドレーが数時間で組めたりする
- 耳コピが楽
- メドレーが完成する前に動画を作り始めれる
- 原曲からの相対テンポがひと目でわかるので動画を作るのが楽
→
これをAviutlとかにそのまま打ち込めばテンポを合わせられる。
動画と平行して作るようなメドレーはかなり向いてると思います。
デメリット
- 原曲メドレーで良くね?
- 何らかの形で原曲の用意が必要
- カオスゾーンは作りにくい
- 原曲から外したアレンジをやり辛い
意識しないとどうしても耳コピひっつけメドレーになっちゃうのが難点ですね。
やりかた
用意するもの
- 原曲
- REAPER
- ある程度REAPERが使えるスキル(音MAD作者とかは向いてると思います)
- ちょっとの音感
①前準備
テンポを決めておきます。個人的には180後半or140~160辺りのテンポを使う事が多いです。
重ねを多用する人はマスターに予めリミッタを挿しておくといいかも。
②原曲を置く
音源探してくるのが面倒な場合はループバックからそのまま録音してくるとかでもアリだと思います。
最近の曲は音圧がやたらでかいのでトラックの音量を-8dbくらいにしておくのが良いです。
たくさん曲を置くと音楽フォルダがピークキャッシュのファイル(reapeaks)で汚染されるので『環境設定→一般→パス』から代用パスの設定をしておくのがオススメです。
③テンポを合わせる
16小節分等合わせやすい長さにアイテムの長さを調整(『S』キーでカット)します。
大体の曲はキックで音がでかくなっているのでそこを狙ってなるべく正確に切り出しましょう。
アイテムの端を『Alt』キーを押しながらドラッグすると速度をストレッチできるので楽にテンポ合わせ出来ます。
テンポ合わせが出来たら曲を使いたい尺に合わせときましょう。
④別の曲を持ってきて調を合わせる
別の曲を持ってきて②・③をやったらいよいよ繋ぎ or 重ねます。
『Shift+0』『Shift+9』でキーを1づつ上げ下げ出来るのでいい感じに調をあわせましょう。1/12のガチャです(怒られる)
どうしても調が合わない時はベースのルート音だけ置いてみるとかすると多少わかりやすくなるんじゃないでしょうか。
⑤いい感じに②~④繰り返して完成
はい。
個人的には、アイデア別に1個2~3分のブロックを作って最後に結合するって感じで最終的に構成を完成させてます。
やっておくと便利かも
重ねるとかなり聞きづらくなるので重ねを多用する人はやっておいたほうがいいです。
ハイパスを入れたトラックを用意する
重ねるとコード進行が微妙に違う時に気持ち悪くなるのでベース音が聞こえないようハイパスフィルタを入れたトラックを用意しておくと良いです。(その曲のコード進行を改変しても成立するかを確認する指標にもできる)
L・R・SIDEに振ったトラックを用意する(HPF・LPFとの併用推奨)
重ね用にLRに振ったトラックがあると聞きやすいです。ベースがぐちゃぐちゃになるのでLRにはハイパスを入れて中央にローパスでベースだけ聞こえるトラックがあってもいいかも。
ステレオエンハンサーを使ってMID・SIDEに振れば重ねてもバランス良く聞こえるのでこれもおすすめ。SIDE側はハイパス推奨。
(↓おすすめのステレオエンハンサー)
結
参考になれば…
P.S.ここいつも『まとめ』って書きたいんですけど結局まとめないんで『まとめ』では無いんですよね。なんて書くか迷う。(『おわりに』でいいのでは?)